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太陽光発電の専門用語:太陽電池やパネル関係

太陽光発電の専門用語のうち、太陽電池やソーラーパネルについての用語を集めました。専門用語がわからないと見積もり取得時や契約時に話が通じなかったり、意図が通じないことが出てきます。

太陽電池・ソーラーパネルの用語

まず、太陽光発電のメインとなる太陽電池やソーラーパネル・出力の単位などの専門用語を集めました。

太陽電池

太陽の光エネルギーを吸収し、電気に変えるエネルギー変換器です。名前は電池ですが、電気を貯めておくのではなく、実際は発電機です。

シリコンなどの様々な半導体で作られており、この半導体に光が当たると日射強度に比例して発電するしくみです。温度が高すぎても出力は低下します。

太陽電池を用いた発電を「太陽光発電」と呼びます。

太陽電池は、その構成単位によって「セル」「モジュール」「アレイ」と呼び方が変わります。


セル

太陽電池の発電機能を持った最小単位を「セル」と呼びます。

ソーラーモジュール(ソーラーパネル・太陽電池モジュール)

太陽電池(セル)をいくつも並べて接続しパネル化したものを太陽電池モジュール(ソーラーパネル・ソーラーモジュール)と呼びます。

太陽電池の最小単位であるセルをつなぎ合わせて1枚のパネルにしたもので、製品としての最小単位です。屋外に設置するため丈夫で壊れにくい製品です。

ソーラーモジュール

ソーラーアレイ(太陽電池アレイ)

モジュールを複数枚並べて接続したものをアレイと呼びます。 一枚のモジュールでは、発電力が少ないために、複数枚を組み合わせて利用します。

実際に設置を行った状態のソーラーパネルをアレイといいます。

ソーラーアレイ

キロワット(kW)

太陽光発電の出力などの計算や基準です。

ワット(W)が、電力の単位の基本です。電球などに「100W」「40W」と書いてあるのがワットです。

1キロワット(kW)=1,000W

1メガワット(MW)=1,000kW

となります。

キロワットアワー(kWh)

KWhは電力量の単位です。

W(ワット)と時間(h)を掛け算したものがWh(ワットアワー)です。

太陽光発電では、「今日の発電電力量」と説明されることもあります。これは、1日でどれだけの電気を作り出したのか(消費したのか)という、電力量を表しているのです。

さらに詳しい電力のキロワット解説ページも用意しています。

変換効率(へんかんこうりつ)

太陽電池モジュールの変換効率は、太陽光エネルギーをどれだけの電気エネルギーに変換できるかを示します。太陽光を100%、電力にすることはさすがにできません。

面積が1cm2の太陽電池(セル)に対して光エネルギーが当たった場合の最大電力が変換効率で、式は以下の通りです。

変換効率=出力電気エネルギー(W)÷太陽光エネルギー(W)×100

※シャープは、レンズで集光した太陽光を電気に変換する集光型化合物3接合太陽電池セルで、世界最高変換効率※143.5%※2を達成しました。出典:シャープHP

最大出力 (さいだいしゅつりょく)

太陽光パネルを選ぶ場合に、変換効率と並んで最大出力は大切なポイントです。

最大出力が高いほど、パネル一枚あたりの発電量が高く、設置面積が限られる場合、最大出力が大きいものを選択します。ただ、高性能なものほど、価格が高くなりますので、設置面積が狭い場合は高性能、設置面積が広い場合は価格優先で選ぶことが推奨されています。

出力保証 (しゅつりょくほしょう)

太陽光パネルは、設置年数が長くなると出力が低下します。そのため、各メーカーでは独自に10年、20年などの期間を定め、一定の出力を保証しています。

対応はメーカーによって異なりますので設置時に確かめておきましょう。

パネル強度(ぱねるきょうど)

太陽光パネルには、JIS規格(国で定めた製品ごとの指標)でパネルの強さの表記がされている。Pa(パスカル)という単位で表されるパネル強度は、数値が大きいほど高い耐久性があることを意味する。

特に積雪の多い地域では、パネル強度が注目されます。

シリコン

ケイ素のことで金属シリコンとして半導体・太陽電池に使われる物質です。二酸化ケイ素として存在することが多く、利用できる状態にするには、大量の電力を必要とします。

そのため、電力の安い国が金属シリコンの供給国となります。(中国・ブラジル・ロシア・オーストラリアなど)

単結晶 (たんけっしょう)

シリコンを原料とするシリコン系と呼ばれるパネルの一種。

変換効率は高いが高純度シリコンの利用量が多く、生産に必要なエネルギーやコストがチ高い。そのため近年は多結晶シリコンや薄膜シリコン太陽電池に移行が進んでいます。

多結晶 (たけっしょう)

シリコンを原料とするシリコン系と呼ばれるパネルの一種。

単結晶シリコンに比べると面積あたりの出力(変換効率)は落ちます。コストと性能のバランスの良さから、現在の主流となっています。

CIS太陽光パネル (しーあいえすたいようこうぱねる)

ソーラーフロンティアやホンダソルテックなどで販売されている太陽光パネルで、シリコンの代わりに銅、インジウム、セレンを原材料とし、その頭文字をとってCISと呼ばれます。シリコンを使わないことで、安定して製品供給ができます。

太陽光の吸収率・デザイン性に人気が高まり、日照量が期待できない環境でも発電できるというメリットがあります。

HIT太陽電池 ひっとたいようでんち

通常の太陽光パネルと違い、単結晶のシリコンとアルファモスシリコンの2つの素材で作られています。他の太陽電池モジュールより高性能です。その分、価格は高めです。

変換効率が高く、設置面積が限られた場合に効果を発揮します。

アモルファスは、非晶質といわれ、結晶ではない状態です。規則性を持たないがゆえの特性を持っています。

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