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太陽光発電の訪問販売は危険か?増える生活センターへの相談件数

太陽光発電システムは、今、普及が進んでいる成長分野です。そのために、営業マンが電話や飛び込みで家を訪れて勧誘する訪問販売のトラブルが増えています。

国民生活センターへの相談件数

こういったトラブルの相談窓口となるセンターが公表しているデータを見てみましょう。

ソーラーシステムの相談件数

・自宅に訪ねてきた業者に最低発電量を保証すると説明され太陽光発電を取り付けたが、保証発電量を超えたことが無い。解約できるか。

・勧誘の電話があった業者が来訪し、太陽光発電システムを契約したが、いったんクーリング・オフしてもう少し考えたい。クーリング・オフの仕方を教えてほしい。

・父親が太陽光発電の契約をクーリング・オフした。国の補助金の申請を止めるために業者が訪問するというがどうしたらいいか。

出典:国民生活センター

公表しているデータを見ると、ソーラーシステム(太陽エネルギー関連システム)の相談件数の7割が訪問販売についての相談です。

これはあまりにも多すぎますね。最近の事例を見ても過去にあったトラブル事例で売る商品が太陽光関連商品に変わっただけです。


太陽光発電の訪問販売

太陽光発電システムを設置する際に、インターネットを使える方は、一括まとめサイトでの見積もりをお薦めします。

訪問販売という方法で、太陽光発電システムを販売・設置している業者の何が悪いのでしょうか?

訪問販売は、営業マンが、一軒一軒、飛び込み訪問をして、直接、その場で興味を持たせるように話をするセールス方法です。太陽光発電システムが設置されているかどうかは屋根を見れば分かりますので販売しやすいのです。

太陽光発電の訪問販売の問題点

訪問販売は、営業マンの人件費が必要になりコストが高くなります。

また、自分が営業マンになって考えるとどうでしょうか?暑さや寒さに耐えながら一軒一軒回るのは大変です。売れればそれでいいと思う人も多いでしょう。

営業マンの報酬体系も売れても売れなくても同じ給料なら誰も真剣に売りません。販売数により報酬が変わる歩合制や賞与体系になりますので、多少強引にでも売ることに集中しやすいのです。

他にも、訪問販売は、訪問~契約までの期間が少なく他社との比較をしにくい。・知識豊富な人より知識の少ない人に売りやすい営業方法である。などがあげられます。

以前から、太陽光や太陽温熱システムの訪問販売は、いろいろな問題が起きています。

セールスマンは大変

●訪問販売の問題事例

  • 一件の家に何台もの太陽温熱システムを設置
  • 高齢者を狙って不要な規模のシステムを設置
  • 一方的に半ば強引に契約
  • 説明不足のまま契約
  • 設置後のアフターフォローがまったくない
  • 費用が高すぎる
  • 説明内容と実際に設置し稼働後の内容が違う

もちろん、太陽光発電システムだけにこういった問題があるわけではなく、他の業界でも似たような問題は多発しています。

クーリング・オフ

訪問販売の事例で紹介されているクーリング・オフは、「一定期間内であれば無条件に契約を解除できる制度」のことです。

衝動的に契約させられたが良く考えてみれば必要ないなど、契約後に冷静に考え直す時間を消費者に与えようという制度で、下記の販売形態に適用されます。

クーリングオフができる取引と期間

訪問販売(キャッチセールス、アポイントメントセールス等を含む):8日間
電話勧誘販売:8日間
特定継続的役務提供(エステ、語学教室、学習塾、家庭教師、パソコン教室、結婚相手紹介サービス):8日間
連鎖販売取引(マルチ商法):20日間
業務提供誘引販売取引(内職商法、モニター商法等):20日間
訪問購入(業者が消費者の自宅等を訪ねて、商品の買い取りを行うもの):8日間 ※法施行日(2013年2月21日)以降の契約が対象となります。
出典:国民生活センター

上記のように太陽光発電を訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合には、8日間以内に書面でクーリング・オフを行えます。

手続きは書面で行う必要がありますので、もし、実際にクーリング・オフを行う事になったら「国民生活センターや消費者センター」に相談をしてから行いましょう。

 

太陽光発電システムは、国として普及させる方向で進めているため、電気の固定買取制度・補助金制度などバックアップが最も強い業界です。

景気がいい業界にありがちなのですがどうしても強引なセールスや無茶な販売などが起きやすい環境にあります。まずは費用相場や採算などの知識を得てから契約を行いましょう。相手の話を聞いて判断できるだけの知識や能力があれば心配いりません。

そして、見積もりを得たいと思ったら訪問販売に話を聞くより一括見積もりサイトを利用しましょう。

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