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ソーラーパネルの弱点は「マイクロクラック」や「スネイルトレイル」による劣化

太陽光発電での重要な部品が「ソーラーパネル」。その弱点をお伝えします。耳慣れない言葉だと思いますが「マイクロクラック」や「スネイルトレイル」が起きることがあります。

マイクロクラックとは

ソーラーパネルに入る「ひび」のことをクラックといい、見えない位に小さなひびのことを特に「マイクロクラック」と呼んでいます。

マンションや家の庭でコンクリート敷きの部分にひびが入っているのを見たことある人は多いと思います。あれが太陽光発電モジュールのパネルにも生じるのです。しかも肉眼で見えない程度のひびのこともあるのが始末に悪いところ。

ソーラーパネルは、特に点での圧力に弱く鳥の嘴がぶつかった、ドライバーの先端をぶつけたなどが起きると危険。

もし、マイクロクラックが入るとそこからどんどん広がっていく可能性もあります。特に危険な個所が表ではなく裏側。

表より裏側が衝撃に弱い:デメリット

裏側は、表に比べて強度が小さい弱点となる部分だけに「マイクロクラック」が入る可能性が高く、検査でも分からないことすらあるのです。

特に、産業用プラントでは、架台の上に設置する「野立て」のケースが多いと思います。裏側が空いていることで熱がこもりにくく発電効率は良いものの、裏側からの衝撃に弱いという弱点をもちます。

●裏も強化ガラスでしっかりと防備してあると安心。

野立てで設置した太陽光発電

自宅に設置する屋根据え置きタイプだと、バックシートは屋根に守られていますから、その点では安全なわけです。

湿気によるスネイルトレイルで劣化の可能性

クラックがはいると、そこから湿気が入ってきて「スネイルトレイル」が生じることがあります。カタツムリの這った後のような模様がソーラーパネルに生じる現象。

すぐに発電量が低下するような事態にはならないようで、即、パネル交換にはなりません。

しかし、将来的に発電量の低下やパネルの劣化が起きてくる可能性があります。パネルは熱膨張で伸縮を繰り返すので、時が立つにつれてダメになっていきます。

さらにクラックが進行すると空気層ができることで白色化していくといいます。そしてズレたセルがショートを起こしホットスポットが発生。非常に危険な状態になるということです。株式会社アイテス

このように、ソーラーパネルの弱点がマイクロクラックとスネイルトレイルで、太陽光発電のパネルメーカーを選ぶ時には価格や発電量だけではなく丈夫さ・耐久性と言う点も見ておかなければいけないことがお分かり頂けると思います。

慣れていない業者や愛着のない業者だとパネルの運搬や設置時に、クラックを入れてしまうケースすらあります。

この太陽電池は、製造後20年以上を経ていますが、その性能はほとんど落ちていません。しかしながら、多結晶タイプのモジュール1枚に原因不明の損傷が発生し、調査したところガラス表面にマイクロクラックがあり、マイクロクラックがクラックに発展し、強化ガラスが破損したと推測されます。浅川太陽光発電所

そのため、何十年と利用することを考えて太陽光発電の採算性やメリットに加えて弱点の事を知っていて大切に扱ってくれる業者を選びましょう。

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