<スポンサーリンク>

「エネルギー情報」タグの記事一覧

再生可能エネルギー普及は地球温暖化問題がきっかけ

日本で太陽光発電を含む再生可能エネルギーが本格的に普及したきっかけは2011年の東日本大震災。

これにより原子力発電のリスクが日本中に広まって全国的に稼働停止。その不足した電力を補うために太陽光発電を中心に再生可能エネルギー普及政策が取られました。

ただ、元々、再生可能エネルギーが欧州をはじめ世界に普及しはじめたきっかけは地球温暖化問題。化石燃料を燃やすことで生じる炭酸ガスが地球を覆ってしまい気温上昇につながることは皆さまご存じの通り。

太陽エネルギーのパワーは一時間で人類の一年間に消費するエネルギーに匹敵

太陽電池は、太陽光をエネルギー源として発電しますので化石燃料は必要ありません。石油や石炭などの化石燃料を利用しないために地球温暖化の原因となる二酸化炭素も出さないクリーンエネルギー。

太陽光発電は砂漠地帯などの人の住まない地域を活用できるのも大きなメリット。中国からモンゴルのゴビ砂漠・アフリカのサハラ砂漠や米国のアリゾナなど巨大砂漠を発電所として利用できれば人類の進歩に大きな貢献。

砂漠の活用

再生可能エネルギーの開発期間目安:高価格への批判

再生可能エネルギーの中でも、太陽光発電に批判が集まることは少なくない。

固定価格買取制度は順調に拡大しており、特に太陽光発電に集中している。なぜなら・・・

開発にかかる速度は、太陽光が最も早い。地熱や水力は環境への影響などの問題が大きく開発に時間がかかる。

初期設置における補助金・高値での買取が魅力的な内容にすべてく、日本の屋根全てにソーラーパネルをソフトバンクの孫正義氏を中心に政治・民間一体となり進めていった結果。
<スポンサーリンク>



太陽光発電に集まる批判

<スポンサーリンク>




社会的なデメリットとして、高コストゆえに問題が起きてくる

  • 電気料金の上昇
  • 太陽光発電バブルの発生
  • 電気の安定供給に対する不安
  • 土地や家屋所有者への所得移転

特に再生可能エネルギーの中でも太陽光発電の設置量が大きいため批判もまた大きい。

再生可能エネルギーの開発期間目安

エネルギー戦略研究所所長の山家公雄氏の著作によると開発期間の目安は以下の通り。

  • 太陽光発電:短い
  • 風力:3年~4年
  • 中小水力:10年程度
  • 地熱:10年程度
  • 木質バイオマス:事業により異なる

もちろん、個別案件次第で状況は異なる。水力・地熱などは水利権や温泉利権などと密接に絡み利害調整が難しい。

森林資源などは価格だけを見ると採算に乗りやすそうだが、発展途上国からの輸入などを考えると現地の環境破壊に繋がりやすいデメリットを持つ。

この開発期間の長短から、日本の再生可能エネルギーの普及は「太陽光発電が本命」で、そろそろ風力発電の普及が進み始める可能性がある程度。

地熱や水力の本格稼働はまだ時間がかかりそう。国土が広く規制の少ない海外では低コストで開発できる風力の普及も大きいが、日本では国土の狭さから陸上風力のデメリット解決は問題が多いとみられている。

ドイツはFITの見直しや修正を行う

再生可能エネルギー先進国のドイツでもFITの見直しは行われている。再生可能エネルギーの伸びが大きく、電気料金の高騰やインフラ供給の不足などが課題として出てきた。

そのため、ドイツ政府は、買取価格の引き下げ・エネルギー消費の多い企業に対する優遇処置の削減などを行っていく方針。

 

この辺り、日本の太陽光発設置価格が安くなるとともに、価格引き下げを行う方針と変わりはない。

原子力発電を全廃し、再生可能エネルギーに賭けるドイツの試み

ドイツは、再生可能エネルギーや太陽光発電において日本の先を進み様々な問題を抱えながら解決の道を模索している。

福島の原発事故直後には原発の稼働を見直し。2011年5月末までに原発のデメリットが大きすぎるとして脱原子力を決定。原子力の代替策として再生可能エネルギーの推進及び省エネを二本柱に据えた。

ロイヤル・ダッチ・シェル(石油メジャー)のシナリオプランニング

石油メジャーの一つ。セブンシスターズとして石油業界に君臨したロイヤル・ダッチ・シェル社は、「シナリオ・プランニング」というエネルギーの長期ビジョンを作成。

ほぼ5年ごとに全世界の動向とエネルギー事情を対象にシナリオ作りを行い、2013年に新シナリオを発表。

2013年10月28日:新しいシェル・グローバルシナリオ「New Lens Scenarios」のシンポジウムを開催。太陽光発電を含む再生可能エネルギーの未来について言及されている。

「New Lens Scenarios」は、二本のシナリオで構成

異なった二本の予測では、太陽光発電の普及度が大きく異なる。元三井石油の岩瀬昇氏・雑誌wiredの記事を参考にまとめてみました。

ロイヤル・ダッチ・シェルの関係会社である昭和シェル石油は、従来より太陽光発電に力を入れており、2006年に設立した昭和シェルはソーラーフロンティアと名前を変えて業界のリーディングカンパニーに成長。太陽光発電はクリーンさというメリットを持ちながら広い土地・価格というデメリットがある。長所を生かしながらの普及を望みたい。

サイドメニュー1

お役だちリンク集とブログランク

THE SOLAR BUDOUKAN

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013
当サイトは佐藤タイジ氏主宰「THE SOLAR BUDOUKAN」プロジェクトを応援しています。