2013年度は太陽光発電の買取価格が30円台後半に引下げ予定?
太陽光発電の買取価格は、2012年度は、1kWあたり42円で10年間固定です。この42円という数字は太陽光発電の採算が取りやすいように普及優先で設定した価格と言われています。
そして、2013年度の太陽光発電の買取価格を1割前後引き下げる方針を経済産業省が明らかにしました。
再生可能エネルギー買取価格引き下げ方針
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●茂木敏充経産相が東京都内で講演し、「設備価格は相当程度下がっている。今年度の1キロワット時当たり42円の買い取り価格は30円台後半にできるのではないか」
●太陽光発電の価格は37~38円程度になる見通し。風力や地熱など太陽光以外の再生エネの買い取り価格は据え置く方針だ。
引下げ理由として挙げられているのが、太陽光発電の導入価格が安くなったことです。つまり、導入価格が安くなったことで買取価格を引き下げても新規導入しても採算が合うのではないかということです。
元々、42円の価格が高すぎるという議論は多かったわけで、将来的に引き下げの可能性はありました。
3月11日に、経済産業省の算定委員会が、太陽光発電による電気の買取価格の引き下げを求める意見書を取りまとめました。
●出力10キロワット以上の非住宅用の太陽光発電は現行の1キロワット時当たり42円(税込)から37円80銭と4円20銭引き下げるべき
●10キロワット未満の住宅用は42円から38円に引き下げるべき
太陽光発電を導入するなら
もし、現在、太陽光発電の導入を検討しているなら早めに導入を行った方が有利かもしれません。できるだけ高い価格の42円で売電できた方がいいですからね!
買取価格の見直しの可能性や一旦適用された買取価格については、こちらの記事をご覧ください。
見積もりを取る時には「見積もりを取る前に」をご確認ください。
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