<スポンサーリンク>

太陽光発電の採算を日経新聞が記事に、1カ月で1.6万円の収入増

日経新聞の2012年12月5日に、太陽光発電設置のポイントや採算性についての記事が掲載されました。そのポイントをご紹介します。

さすがに良くまとまっています。

固定価格買取制度について

<スポンサーリンク>




・2012年度に太陽光発電を導入した住宅は、余った電力を1kW42円の固定価格で電力会社が買い取る。
・買取資金は、家庭や企業が負担、8月から1kW0.22円が電力料金に上乗せ
・太陽光発電システムを設置する費用は1kWあたり、平均48.4万円(2012年4月~9月:太陽光発電普及拡大センター調べ)
・一般的な4kWのシステムだと200万円程度の初期費用

2013年度の買取価格は、1kw38円と安くなりました。その分、初期費用も安くなっています。

補助金制度について

太陽光発電システムは、国の政策(グリーンエネルギー)として普及が奨められており、国と地方自治体の双方から補助金を受け取ることができます。

太陽光発電の記事

国の補助金

・1kWの単価が55万円以下の太陽光発電システムは、1kWあたり3万円の助成を行う
・一般的な4kWのシステムだと補助金は12万円
・1kW単価が47.5万円以下の太陽光発電システムは、1kWあたり3.5万円の助成を行う
・単価が安い程補助金が増えるのは、太陽光発電を普及させる狙い

発電した電気の買取価格同様に補助金も下がっています。2013年度(平成25年度)の補助金

地方自治体の補助金

都道府県や地方自治体からも補助金が出ることがあります。国・都道府県・市区町村と三か所から受け取ることができる地域もあります。

・東京都は、1kWあたり10万円の補助金で、4kWのシステムだと40万円になる

お住まいの地域の補助金を調べるには、シャープの補助金検索などをご利用ください。

太陽光発電導入の採算

太陽光発電を設置して何年で初期費用を回収できるのかという採算性を日経新聞が記載しています。

大阪府在住の男性の採算の例

・オール電化の自宅に出力3.6kWの太陽光発電システムを導入
・導入前の1カ月にかかる電気代:1万3327円
・導入後の1カ月にかかる電気代:9244円
・発電した電力の売電代:1万2530円
・合計で1カ月に1万6613円の収入増加

・太陽光発電システムの導入にかかった初期費用140万9000円(補助金を差し引き)
・今後も同程度の収入が続くと仮定すると、約7年間で初期投資を回収できることになります。

太陽光発電の採算についての検証結果例

カカクコムによる例

太陽光発電の一括見積もりサイトを運営しているカカクコムの東京都の平均値は、

・初期費用の自己負担額:134万円
・光熱費の節約と売電の収入増加分:月に1万9900円
・初期投資額の回収:5年8か月

特に東京都は、補助金が充実しているために、太陽光発電システムの採算性が高くなります。

太陽光発電システムの注意点

・屋根の面積が小さく発電量が少ないと収入が少なくなり回収に時間がかかる
・居住地域や季節で発電量が変化する
・固定価格買取制度が変更となる可能性
・国の補助金制度が終了する可能性
・太陽光発電システムの価格下落
・工事の不備などのトラブル

何でもそうですが、誰がどんな環境で行っても成功するものは少なく、太陽光発電システムも設置に有利な環境かどうかの調査や補助金の貰える額・採算シミュレーションなどをしっかりと考えましょう。

その上で、太陽光発電の相見積もりをとり、信頼できる業者にお願いをすることです。

日経新聞は、この記事以降も太陽光発電に関する記事をたくさん書いています。経済産業省は、原発の新設や再稼働が難しい中で電気エネルギーの確保として、住宅の屋根・メガソーラー・工場や商店の屋根や空き地に狙いを定めています。

アベノミクスで日本の景気は回復基調にありますが、猛暑の夏に電力供給が止まり節電・停電という事態が起きると景気に水を差してしまいますね。

それを防ぐためにも太陽光発電設備の増加による発電量の確保が大切です。電力会社の電力使用量はまだまだ安泰ではありません。

<スポンサーリンク>
サイドメニュー1

お役だちリンク集とブログランク

THE SOLAR BUDOUKAN

中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2013
当サイトは佐藤タイジ氏主宰「THE SOLAR BUDOUKAN」プロジェクトを応援しています。