イシンホームの嬉しいローン0円住宅は可能なのか?
ローン0円住宅のCMで、露出を増やしているイシンホーム。太陽光発電による売電収入で、ローン負担額を軽減しようというコンセプト。これができれば売電収入による採算は十分おつりがきます。
実際、ローン無しで家を建てられればうれしいですね。本当に夢のような手段は可能なのでしょうか。イシンホームではお客様の売電による収入を伝票付きで公開しています。そちらを確認してみました。
イシンホームのお客様:売電金額は、月間いくらになるの?
<スポンサーリンク>
地方都市や郊外の広い一戸建てに大型の太陽光発電を設置することを得意としているために、10kW以上の大型ソーラーが主力です。自宅を建てた時期などにより数値データは異なるのであくまで目安。
売電金額は月間の最高金額
搭載量 | 売電金額 | 1kWあたり | |
日射量大 | 12.3kW | 64,958.2円 | 5,417.7円 |
標準 | 14.8kW | 77,908.7円 | 5,446.1円 |
やや少ない | 12.6kW | 74,5969.9円 | 5,871.6円 |
平均 | 13.2kW | 724,79.0円 | 5,578.5円 |
- 日射量の大きい地域:静岡などの東海道・岡山などの山陽地方・四国・南九州
- 標準:関東や関西
- 日射量のやや少ない地域:東北や北陸
イシンホームは岡山県岡山市の会社。日照量が多くてお日様の恵み溢れる土地。
このデータを見ると、月間最高の売電金額で6万円~7万円を見込めることに。結構な金額の収入を得られそうですね。最高7万円として、平均4~5万円を見込めれば太陽光発電設置時にかかる費用を考えても採算に合うのではないでしょうか。
売電収入のメリットを生かせば、住宅ローン負担をかなり減らすことができそうです。
イシンホームの発電MAXデザイン
4LDKの住宅にオール電化や太陽光発電をフル装備。総施行面積150.28㎡(45.45坪)のモデルハウスの返済シミュレーションを見てみましょう。
- 太陽光発電搭載量:6.16kW
- 月間余剰電力の売電:2.3万円
- 建物本体価格(税抜):1,915万円
- 月々のローン:5.7万円
- ローンから売電収入を差引いた支払額:3.4万円
夢のローン0円住宅は可能?
これはスゴイ。総施行面積204.55㎡(61.87坪)。家の屋根はもちろんのこととして、ガレージの屋根にも太陽光発電を設置。日射量を最大に活かしています。
- 太陽光発電搭載量:32.48kW
- 月間余剰電力の売電:11.72万円(2015年4月以降は10.26万円)
- 建物本体価格(税抜):3,657万円
- 月々のローン:10.87万円
- ローンから売電収入を差引いた支払額:5,300円
方法次第で簡単にローン0円住宅を建築可能!
うーん。売電収入で大きく稼ぐことも夢ではありません。
ただし、これはあくまでも上物、つまり建物価格だけを考慮した設計。生活に便利な都市圏であればあるほど、土地価格は高くなりますから、土地取得価額を考えるて採算を考えなければいけませんね。
一方、日照量の多い地方にお住まいの方、地方移住をお考えの方には、いい話ではないでしょうか。両親の保有している土地や自分の土地が広ければ大型太陽光発電を設置して、建物にかかるお金はできるだけ売電収益で賄う。
懸念する点としては、固定価格買取制度が10年間だということ。もちろんいきなり買取停止という話にはならないでしょう。しかし、買い取ってくれる価格が安くなってもいいように、無理な住宅ローンを組んで豪華な家を建てるのは止めてください。万一のリスクやデメリットを考慮して住宅を建てるようにしましょう。
関連記事
- 住宅向けの融資金利は特別に低く固定金利で1.0%程度!
- 太陽光発電の売電収入による所得の計算方法
- ソーラーローン:太陽光発電向けのローンは金利がお得
- 【実質8万円】DMMソーラーパネル:その後終了してパッケージプラン化
- 平成25年度の太陽光発電設置補助金は予想通り引下げ