太陽光発電は、早めに設置した方が補助金や買取価格が高くてお得
2011年以降、大きく普及した太陽光発電システムを「いつ設置するのがお得か」か考えている人は多いと思います。もし、あなたが新幹線に乗ったら窓の外を眺めてください。ソーラーパネルを屋根に載せている家が年々増えています。
下記グラフは、設置時に貰える補助金を申請した件数で、年間約30万件が設置済みです。
出典:J-PEC(太陽光発電普及拡大センター)
いつ設置するのがお得か
設置価格が安くなる
生産・技術の進歩で設置価格は下がっており、2010年に1kW:56.5万円だった太陽光発電システム価格は、2012年は1kW:48.4万円で設置できるようになりました。
補助金や買取価格が下がる
一方で、設置価格が安くなった分、補助金や買取価格が下がることが予想できます。特に現在の買取価格制度は設置時の価格が10年間固定されるため、高く買い取ってもらえる時に設置しておいたことがお得です。
●2012年度の買取価格は、1kWあたり42円で10年間固定。
●2013年度(平成25年度)の住宅用太陽光発電買取価格(10kw未満)は、1kwあたり38円と前年度より4円安くなりました。
太陽光発電の採算性
いつ設置するのがお得かどうかは、いくらのお金で設置できるか【初期投資額】と売電で得られる【売上額】の比較で決まります。
これからも設置価格が下がる可能性は高いとはいえ、どの程度まで下がるかは分かりません。また、設置価格が下がった分だけ補助金や買取価格が下がることは確実です。
そのため、価格が下がるまで購入時期を遅らせてもメリットや費用対効果の採算性が良くなるとは言えません。
太陽光発電は、環境面やエネルギー戦略上、日本にとって都合が良い上に、東日本大震災により原発に多大な被害を受けた時期だからこそ、導入を積極的に推進しています。
中国の大気汚染が深刻なことも2013年2月ごろから報道が始まりました。石油や石炭を燃やすことで生じる二酸化炭素はまだまだ増えており、化石燃料の枯渇と環境へのダメージは深刻化しています。
補助金や固定価格買い取り制度は、早めに導入した方がお得になるように設計されています。電気代が上がる可能性や不動産価格が上がる可能性を考えれば、設置を早めた方がお得だと私は考えます。
2012年度の補助金申込みの締切は、2013年(平成25年)の3月29日です。
太陽光発電のイメージや売電についてなど、様々な情報を当サイトでは集めていますので設置や採算などをお考えの方にお役に立てると幸いです。
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