2017年度(平成29年度)~2019年度の売電価格は3円の下落!
2016年12月13日に公表された2017年度の売電価格。
2017年度は、2017年4月~2018年3月の間に、契約・申請を行った太陽光発電設備の分です。
2017年度の売電価格:委員長案
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委員長案のまま決定するでしょう。
- ※出力制御対応機器の設置義務無しは、東京・中部・関西電力の圏内。それ以外は必要。
- ※ダブル発電:エネファーム、蓄電池、電気自動車などを設置する場合
- ※2,000kW以上は入札で、価格を決定。期間は20年間
資料:経済産業省の調達価格等算定委員会(第28回)‐配布資料
2017年度は、2016年度から3円安くなった28円。期間は10年間ですから今までと同じ。
安くなった分だけ、太陽光発電を設置する時の設備投資代も下がらないと、採算を取れなくなります。しかも2019年度には24円/kWhまで安くなるので、先々を見越して、この価格で設置しても利益が出るようにしておかなければいけません。
価格が下がったために、太陽光発電業者の中でも淘汰が行われており、倒産する会社も増えています。東京商工リサ―チによると2016年1~9月は42件の倒産。
将来の価格目標
今回は、FIT(固定価格買取制度)の改正で、2019年度まで、売電価格が公表されています。
そして、将来的な目標価格はこれからも下がっていくでしょう。現在もシステム費用は欧州の約2倍との指摘がなされています。
●売電価格の目標値
★非住宅用太陽光発電
- 2020年の発電コスト:14円/kWh
- 2030年の発電コスト:7円/kWh
★住宅用太陽光発電
- 2019年に家庭用電気料金並
- 2020年以降に、電力市場価格並
●設置価格の目標値
現在の太陽光発電設置にかかる費用は、約30~40万円で欧州の2倍。
※平成28年7-9月期の新築価格は、35.4万円/kW(住宅用の10kW未満)
住宅用で、20万円/kWを早期に目指す。
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