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電線が消える!ワイヤレス給電が近未来の電気製品を大きく変える

宇宙の太陽光発電を地球に送る。太陽光発電で給電したドローンを飛ばす。近未来の世界では太陽光発電を利用したワイヤレス給電が当たり前になりそうです。

スマートフォンをはじめとしたモバイル機器の数がどんんどん増えている中で、悩みのタネは電池や充電の問題。毎日、頻繁に充電を強いられるのは面倒ですし、充電装置を持ち歩くのも大変。

そこで、電力を無線(ワイヤレス)で給電するワイヤレス給電の研究が進んでいます。2017年4月20日には、J-WAVEでも未来都市東京のお話しの中で登場しました。

ワイヤレス給電のはじまり

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スタートは、2007年にマサチューセッツ工科大学が提唱したMIT磁界共鳴方式。2つのコイルを共振させて、電気を送り出すシステム。これは、すでに実用化されており、電気カミソリ・コードレス電話をはじめ、ノートPCや掃除ロボットなどで利用されています。

そして、今、もっと大規模なレベルでのワイヤレス給電が研究中。宇宙や洋上での太陽光・風力発電を送電できるようになれば、風雨に弱い送電線ネットワークを張り巡らす必要がなくなります。

現在実用化されているワイヤレス給電は,ほとんどが電磁誘導方式です.これはコイルを通過する磁束に変化を与えると起電力が発生するファラデーの法則が原理となっています.図3に示すように,2つのコイルを十分に近づけ,給電側に交流電流を流し,コイルの中に磁束を生じさせ,結合した受電側のコイルに電流を誘導する方式です.15分で理解 EV関連のワイヤレス給電をザックリおさらい

宇宙太陽光発電システム (SSPS:Space Solar Power Systems):宇宙空間に設置した太陽光発電の電力をレーザーやマイクロ波に変えて地上に送り、受電パネルで再び電力に変えて利用するシステム。ガンダムをはじめSFで利用していた技術の実用化はもう近い?

宇宙からの発電

家庭用太陽光発電は、買取価格が下がるなどのニュースや設置業者の破たんが話題になりがち。しかし、大きな眼で見ると、これからも技術進歩の中核として活躍していくでしょう。

ワイヤレス給電の未来とメリット

すぐに電池が無くなるスマートフォン。ポケモンGOのようなGPSシステムを使えば本当に電池切れが早い。

ワイヤレス給電が出来てしまえば、あらゆるところで充電ができます。喫茶店やレストラン・電気店などにワイヤレスで給電してもらえれば便利ですね。配線もいらなくありますから充電器・ケーブルがいらなくなります。

ノートパソコンで仕事をする場合も同じ。ワイヤレスでインターネットにつながるのは当たり前の世の中。これに、ワイヤレス給電が加われば便利さは格段に向上します。家の中でも掃除機・テレビ・洗濯機の配線が無くなれば、スッキリする上に埃が溜まっての火事などもなくなるでしょう。

アイデアの中には、ドローンへのワイヤレス給電を行えば、整備以外は永遠に空を飛び続けることができます。そうすると船や飛行機も同じ!

宇宙からの太陽光発電でドローンや飛行機に給電する未来を聞けば、胸躍るような気分がします。

現在は、まだデメリットが多い。送電と受電の距離は数メートルの距離までしかできず、きちんと位置合わせをしなければいけません。さらに送電できる電力も少ない。

過去、汎用性問題を解決べく登場した国際標準規格「Qi」(チー)は記憶に新しく、カフェなどに充電器が設置するなどの活動が行われたが、位置合わせの問題は概ね解決していたものの、急速充電性能が不十分で、普及には至っていない。ワイヤレス給電

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