節電マンションへの補助:3年で最大2000棟
マンション住まいの住民にも節電でお得な方法を作ろうと、来年度から「節電マンション」に補助金を支給する方針を経済産業省が固めました。
節電マンションへの補助方法
・マンションの空調や照明の電力を管理するシステムシステムの導入費用を最大で半額補助
・節電に協力した住民に電力会社から報奨金
といった方法で、節電への取り組みを増やそうとしています。
支援の対象は1棟あたり100戸前後と比較的大きいマンションとし、来年度の予算要求額は300億円程度を軸に調整する。3年で最大2千棟の支援を見込む。国土交通省によると、新築のマンション戸数の3割弱が100戸以上の規模のマンションという。
日経新聞:2012年8月21日
マンションと太陽光発電システム
太陽光発電システムは、個人の自宅やオフィスビル・オーナーマンションが中心で、なかなか、マンションに設置することができません。
・設置面積÷戸数だとメリットを感じにくい
・賛成を得るのが難しい
・法的な問題、個別住居に付けるのは問題ないが、マンション全体で発電し分配には問題がある?
既存マンションに太陽光発電システムを付けるのは、少し問題があるようです。
すでに、太陽光発電システムを設置したマンションは存在し、特にこれから新築で作るマンションは、太陽光発電システム完備で売り出されるかもしれません。
今は、節電・クリーンエネルギーとエネルギー政策の転換点にありますが、もう一つの方法として発電されたエネルギーを効率良く使う方法が検討されています。
それが、スマートメーター・スマートハウス・節電システムといった新たな技術です。
スマートメーター:通信機能や機器の管理機能を備えた高機能な電力メータを含むシステムのこと。エアコンや照明など、事業所や家庭内に設置されたさまざまな機器に接続することで、それぞれのエネルギーの利用状況をリアルタイムで把握することができる。これにより、エネルギーの「見える化」を実現し、省電力への取り組みを促す。wisdom
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