太陽エネルギーのパワーは一時間で人類の一年間に消費するエネルギーに匹敵
太陽電池は、太陽光をエネルギー源として発電しますので化石燃料は必要ありません。石油や石炭などの化石燃料を利用しないために地球温暖化の原因となる二酸化炭素も出さないクリーンエネルギー。
太陽光発電は砂漠地帯などの人の住まない地域を活用できるのも大きなメリット。中国からモンゴルのゴビ砂漠・アフリカのサハラ砂漠や米国のアリゾナなど巨大砂漠を発電所として利用できれば人類の進歩に大きな貢献。
パワフルな太陽エネルギーの大きさ
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太陽の内部では、水素原子の核融合反応が起きていて、凄まじいエネルギーを放射しています。その熱により太陽の表面温度は約6千度、中心部では1500万度とまさに灼熱地獄。
熱核融合反応では、わずか1gの水素から、石炭20tを燃やすのと同じだけのエネルギーが得られます。宇宙情報センター
大量に放射されるエネルギーの中で、地球に照射される光エネルギーは約174PW(ペタワット:基礎となる単位の10の15乗(=千兆)倍の量)。
地上に降り注ぐわずか1時間の太陽エネルギーは、人類の一年間の消費エネルギーに匹敵する量。
なお、中国からモンゴルにかけてのゴビ砂漠の半分に、太陽電池を敷き詰めれば、全人類のエネルギーをまかなう発電量を得られるとの試算も行われている。このような国家的巨大プロジェクトが実現すると嬉しいですね。
日本の地表に届く太陽エネルギーは晴天の場合で、約1kW/㎡
地球に降り注ぐ太陽光は、大気や水を循環させ風を生み出し、さらに植物の光合成に利用されるなど人類の手が加わらないところで生命活動の原動力となっている。ただし、光合成に使われるエネルギーですらわずかに0.04%に過ぎない。
太陽光発電はもちろん風力や海流を利用した発電方法も太陽がもたらした恩恵を活用する方法ともいえる。
地球に到達する太陽光エネルギーのうち、緑色植物の光合成に使われるエネルギーは、その約0.04%(約4×1010kW)と見積もられる。光合成に使われるエネルギー量で見れば、2008年に全世界で消費された1次エネルギー量の3倍程度でしかない。
今後も50億年以上にわたってエネルギーを出し続ける太陽はほぼ無限のエネルギー。燃やすと無くなる化石燃料に比べてメリットが大きいため世界中で太陽光エネルギーを効率よく取り出す方法を研究しています。
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