日本の太陽光発電パネルのメーカーシェア:2010年はシャープがトップ
太陽光発電システムの製造メーカーは、世界各国にあります。そこで、どのメーカーのシェアが高いのかまとめてみました。
太陽光発電システムのメーカーをどこにするか考える際に、シェアの大きさを基準の一つにしても良いでしょう。また、各メーカーの比較と特徴もご覧ください。
主な太陽光発電メーカーのシェア
いわゆる太陽光発電のパネルなどを作っている日本のメーカーのシェア上位です。
2010年の太陽光発電メーカーシェア(日本)
順位 企業 シェア 1 シャープ 34% 2 京セラ 30% 3 三洋電機 19% 4 三菱電機 10% 5 ソーラーフロンティア(旧 昭和シェル石油) 3% 6 カネカ 3% (出典:wiki)
2010年の世界市場での太陽電池セル製造メーカー上位各社のシェア。
上位10企業のシェアの合計は44%で、2008年の54%から低下している。
順位 国籍 会社名 シェア 1 中国 Suntech 6.60% 2 中国 Ja Solar 6.10% 3 アメリカ・ドイツ・マレーシア First Solar 5.90% 4 中国 英利(Yingli) 4.70% 5 中国 Trina Solar 4.70% 6 ドイツ・マレーシア Qセルズ 3.90% 7 台湾 Gintech 3.30% 8 日本 シャープ 3.10% 9 台湾 Motech 3.00% 10 日本 京セラ 2.70%
ここにあげた以外にも、太陽光発電メーカーは、続々と新規参入している成長分野です。
実際に、世界の上位10企業のシェアが低下しているのは、激しいシェア争いを新規参入会社と既存会社が繰り広げていることのあらわれです。
過去の世界一企業はシャープ
過去に太陽光発電装置のキーである太陽電池セル製造で世界一だった会社は、日本のシャープだったとのこと。
太陽電池セル製造において、古くから世界の頂点に君臨し続けたのは、日本のシャープ。
1963年に太陽電池の生産を開始し、その後2007年まで生産量世界一を誇り続けます。しかし、2008年、ドイツのQ-Cellsと中国のSuntech Powerに抜かれ3位に陥落。
さらに、2009年、アメリカのFirst Solarに抜かれ4位に転落。シャープを上回った3社はいずれも新興企業。
Q-CellsとFirst Solarは1999年に創業。Suntech Powerの創業は2001年。
いずれも、創業から10年経たない間に、老舗のシャープを追い越して行きました。
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