2016年度(平成28年度)の太陽光発電の売電価格は31円or33円にほぼ決定!
2016年度(平成28年度)の売電価格が、経済産業省の有識者会議で了承されました。これから、経済産業大臣が決定しますが、覆る可能性は低いでしょう。正式決定は3月中旬から末ごろの予定。
太陽光発電業界で予想されていた通り、東京電力や関西・中部といった日本のメインストリートの住宅用売電価格は【31円/kWh】!
2016年度の太陽光発電の売電価格が経済産業省の会議で決定
前年の平成27年度が33円だったのに対して、2円下がった33円ですから、充分に採算の取れる価格だと思います。
2016年(平成28年度)の売電価格と期間
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10kW未満(いわゆる住宅用)
- 31円/kWh 10年間 (東京電力・関西電力・中部電力管内)
- 33円/kWh 10年間 (その他の電力会社管内)
10kW以上(いわゆる産業用)
24円/kWh 20年間
●平成28年度調達価格及び調達期間についての委員長案
1円下がって30円になるのではないかと言われていましたから、助かりますね。委員長案では運転維持費も前年の0.36万円から0.32万円へと低下。技術進歩でソーラーパネルを設置する価格は下がっています。
実際、太陽光をふんだんに受けられる東海道新幹線沿いには、空き地や工場の屋根・マンション等には、多くのソーラーパネルが設置されています。新設の太陽光発電には制限がかかるor価格や調達期間が下がる可能性があります。
シェール革命で石油価格が2014年から2015年前半と比べて、半値以下の1バレル30~35ドルに下がっていますからね。
もし、まだ設置しておらず、空き地や屋根を保有している方は、2016年度に付けるのがいいかもしれません。まずは太陽光発電を設置した時の採算具合を徹底的に検討しましょう。
調達価格等算定委員会の委員:敬称略
- 委員長:植田和弘 京都大学大学院経済学研究科教授
- 委員長代理:山内弘隆 一橋大学院商学研究科教授
- 高村ゆかり 名古屋大学大学院環境学研究科教授
- 辰巳菊子 公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会常任顧問
- 山地憲治 公益財団法人地球環境産業技術研究機構(RITE)理事・研究所長
太陽光発電の調達価格算定委員会のメンバーを見ても経済・商学系の委員長と委員長代理ですから、経済的な採算性を考えて価格決定していることが予想できます。
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