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太陽光発電の耐久性基準:JIS規格作成

太陽光発電は高価格・長期運用を行うシステムです。

そのため、耐久性が高く故障しにくい強い製品でないと実用品として利用できません。

ところが、特にメガソーラー(大規模太陽光発電)に使われる太陽電池の一部に問題が起きています。

メガソーラーの発電性能が低下する!

高い電圧がかかる状態で太陽電池が風雨にされされ続けることで、発電性能が急激に落ちる製品があるとのこと。

当然、自然災害対策や風雨対策が行われているはずの製品に欠陥があると普及も進まなくなります。

発電性能悪化の原因は太陽電池の耐久性能不足!

世界的な価格競争の中で、コスト削減を重視した結果、性能や運用上で問題が起きる製品が出てきていることが要因です。中国のサンテックパワーが経営破たんとなるなど価格競争は激しくなっています。

個人の住宅用ではなく、メガソーラーで起きている問題のようですが気になりますね!


JIS(日本工業規格)による耐久性基準

そこで、経産省は、太陽電池の耐久性基準を新たに作成する方向で動いています。

・高温多湿の状態に耐えられるか。

・風雨に耐えられるか。

などの基準をもうけて発電性能が悪化するかどうかを確認。

国内規格ですので、海外への輸出より国内での流通に主眼を置いた基準ですが、普及が進んでいる太陽光発電システムにとって基準に合致したメーカーの製品を選ぶことができるようになります。

太陽光発電の導入目標

出典:JEMA

JIS規格:日本工業規格(にほんこうぎょうきかく、Japanese Industrial Standards)は、工業標準化法に基づき、日本工業標準調査会の答申を受けて、主務大臣が制定する工業標準。

出典:wiki

太陽光発電システムの標準化と規格

現在も、JIS規格以外に様々な規格が実施・検討されています。

JEMA(日本電機工業会)では、太陽電池やシステムに関する規格を改正・検討しており、長期運用や自然災害に耐えうるシステムの流通を促しています。

詳しく標準化や内容について知りたい方は、下記のサイトをご覧ください。

太陽光発電システム標準化審議体制とJEMAの対応委員会

JET(電気安全環境研究所)では、太陽電池モジュールの性能や信頼性・安全性を確認し、試験に合格した製品に対して太陽電池モジュールの認証(JETPVm認証)を与えています。

また、太陽光発電で大きなシェアを持つシャープのウェブサイトでは、国際規格のIEC規格や日本のJIS規格よりも厳しい基準で品質試験を行っているとしています。

日本は、台風や積雪そして高温多湿の気候から電気製品には厳しい条件がそろっています。イギリスやドイツに比べて太陽光に恵まれているだけに、規格の標準化でさらなる太陽光発電の普及によるエコ社会が進んで欲しいと思います。

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