太陽光発電の専門用語:システムの関連部品
太陽光発電のメインとなる装置は、太陽電池・ソーラーパネルという、太陽光を受けて電気を発生させる装置です。
次に発生させた電気を加工したり、モニターするための部品などについての専門用語集を作成しました。
太陽光発電システムの部品や設備の用語
パワーコンディショナー(パワーコンディショナ)
太陽電池は、直流電力を生み出します。そのままでは家庭内で利用できないため、パワーコンディショナーで交流電力に変換します。
どうしてもこの変換の過程で、少し電力をロスしてしまうため性能向上の努力が続けられています。通常、10年程度での交換が必要となりますので、設置時には交換費用を考えておきましょう。
分電盤
電気を安全に使用するために必要な機器をまとめたもので、建物内の各電気機器に分配します。
パワーコンディショナーの出力と商用電力系統との連系点になり、太陽光発電システム専用のブレーカが必要です。
架台(かだい)
太陽光パネルを屋根に取り付けるために使用する台で、屋根の形状などによって多くの種類があります。
電力量計(買電メーター・売電メーター)
電力会社からの買電電力量(買電メーター)と、太陽光発電による売電の電力量(売電メーター)の二つの機能があります。発電をしない一般家庭には、買電メーターが取り付けれられています。
太陽光発電においては、売電に必要な電力量計は設置者負担にて取り付けることが一般的です。
電力量モニタ
リアルタイムに、発電量や電気使用量を確認するためのモニターです。
発電量の確認を行い、記録することを楽しみにしている人や節約に役立てている人もいます。
接続箱
太陽光パネルによって発電された直流電力を、家庭で使える交流へ変更するパワーコンディショナーに繋ぐ前に接続する機器です。複数のパネルやアレイで発電した電気を一旦、この接続箱に集めてから、パワーコンディショナーに送ります。
いくつものブレーカーで構成され、過電圧によるパワーコンディショナーの故障を避ける機能も持ちます。
直流・交流
普段、何気なく使っている乾電池や家庭用コンセント。実は、それぞれ流れる電流の種類が違います。
乾電池では直流、コンセントでは交流の電流が流れます。
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